冷徹上司の過剰な愛
そのまま勢いよく抱きついた。



「っ、あのん…?」


「……したい、です…難波さん。」


「……あのんは僕を煽るのが上手だね。そんなこと言われるとまた優しく出来ない。」


「難波さんになら何されても平気です。」



本気で好きになるとそんなことも言えてしまうし、本当にそう思えるからすごい。


気づけばこんなにも好きになっていた。


難波さんの全てを知りたい。そして、欲しい。



「じゃ覚悟してね?」


「っ、…はい。」



わたしの返事を最後に、再び快楽と幸せの世界に運ばれた。


正直、行為の終盤は記憶にない。気絶するように眠り、そのまま朝を迎えた。


難波さんより先に目を覚ましたことをいいことに、静かに、そして早急にマンションを後にした。


その理由は…、


昨夜の行為、大胆発言を思い出すと、顔から火が出るように熱く、恥ずかしくなったからだ。


明日、会社でどんな顔して難波さんに会えばいいのか……?
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