幼馴染は、政略妻を愛したくてしょうがない
「あ、あぁ、それなら、噂程度には…」
「やっぱりみんな知ってるのね。 でね、お相手なんだけど、どうやらすっごい綺麗な人らくて! 羨ましいわぁ〜、夫婦揃って美男美女とか、眩しい!」
思わず咳き込みそうになって焦る。
だって、何よその変な噂…!!
いったいどこからそんな情報が……。
「へ、へぇ〜。そ、そういえば、女子社員の反応が気になりますね」
グラスの水を口に含んで落ち着かせて、探りを入れるように言ってみる。
「そうそう、広報の子から聞いたんだけど、本気で社長を狙っていた子もいたらしくてね、相当ショック受けてるみたい」
「ショック…が、変な方向に走ってトラブルにならないといいんですが…」
「あはは、たしかに。まあでも社長なら大丈夫じゃないかしら。あの方、よくほかのオフィスに顔を出しているでしょう。その度に声をかけられるみたいなんだけど、表情ひとつ変えないし、全く靡かないらしいわ。告白まがいのことをされようものなら、氷のごとくバッサリ振るんだって。まあそれも、結婚を決めるほどの相手がいたのなら納得よねえ」
社内で告白って、しかも仕事中に?
社長は仕事の話で社員を訪ねているのだろうに、そんな話に持っていかれたら内心はため息ものだろう。
目に光が宿っていない貴晴さんの顔が浮かぶようだ。
そんなの、仕事をするより疲れそう。
「やっぱりみんな知ってるのね。 でね、お相手なんだけど、どうやらすっごい綺麗な人らくて! 羨ましいわぁ〜、夫婦揃って美男美女とか、眩しい!」
思わず咳き込みそうになって焦る。
だって、何よその変な噂…!!
いったいどこからそんな情報が……。
「へ、へぇ〜。そ、そういえば、女子社員の反応が気になりますね」
グラスの水を口に含んで落ち着かせて、探りを入れるように言ってみる。
「そうそう、広報の子から聞いたんだけど、本気で社長を狙っていた子もいたらしくてね、相当ショック受けてるみたい」
「ショック…が、変な方向に走ってトラブルにならないといいんですが…」
「あはは、たしかに。まあでも社長なら大丈夫じゃないかしら。あの方、よくほかのオフィスに顔を出しているでしょう。その度に声をかけられるみたいなんだけど、表情ひとつ変えないし、全く靡かないらしいわ。告白まがいのことをされようものなら、氷のごとくバッサリ振るんだって。まあそれも、結婚を決めるほどの相手がいたのなら納得よねえ」
社内で告白って、しかも仕事中に?
社長は仕事の話で社員を訪ねているのだろうに、そんな話に持っていかれたら内心はため息ものだろう。
目に光が宿っていない貴晴さんの顔が浮かぶようだ。
そんなの、仕事をするより疲れそう。