丘の上の大きな桜の木の下で、また会おう~After Story~
大盛況のまま、披露宴が終わり……
二次会へ向かう。

タイチ「今日は、俺とアミのためにありがとうございます!」
アミ「ありがとうございまーす!」

タイチ「みんなで、楽しみましょう!」

そしてみんなの興味は、凱吾達に集中していた。
アミ「フフ…皆さん、そんな気になります?(笑)」

「うん(笑)」
「なんか、輝いてるし(笑)」

アミ「私の中学の時の同級生で、羽柴財閥の御曹司・凱吾くん、その奥さんで実家は宝生財閥の令嬢・鈴嶺。
不破財閥の御曹司・宗匠、南波総合病院の院長の息子・紀信。クラブ◯◯のNo.1ホステス・杏樹!
ね?
“伝説の五人”って言われてたの!
凄いでしょ?」

「す、スゲー/////」
「スッゴい人達だし!(笑)」

アミ「でしょ?
私も仲良くなれたこと、今でも不思議なくらい!」
タイチ「やっぱ、当時から目立ってたの?」

アミ「凄かった(笑)
なんと言っても、凱吾くんと鈴嶺、宗匠は三大財閥だからね!」
タイチ「凄い世代だな!」

アミ「ほんと、ありがとね!来てくれて!」

宗匠「まぁ、呼ばれりゃな!」
紀信「友達だし」
杏樹「お相手も気になったし!」

鈴嶺「素敵な方みたいだね!」

アミ「うん!まぁね!」

鈴嶺「フフ…アミちゃん、とっても綺麗!」

アミ「ほんと!?
……………でもなぁー」

鈴嶺「ん?」

アミ「鈴嶺と杏樹には、どうやっても勝てない気がする!」

鈴嶺「え?」
杏樹「は?」

アミ「二人は、容姿の凄さをわかってない!」

鈴嶺「そんなことないよ?」
杏樹「そうよ」

アミ「ずーっと、モテモテだったでしょ?二人。
鈴嶺派と杏樹派に別れるくらいに。
実和は、そんな二人とよく一緒にいれたなって思うくらい。
二人に、かなりコンプレックスを感じてたのに」

鈴嶺「え……」
杏樹「実和が?」

アミ「そりゃそうでしょ?
鈴嶺なんか特に、才能みたいに完璧な容姿だし!
鈴嶺より完璧な人いないんじゃない?」

鈴嶺「そんなこと……」

凱吾・宗匠「おい、アミ!!」

アミ「え?あ……!ご、ごめん、鈴嶺!!」

凱吾「これ以上言うなら、帰るぞ?」
宗匠「そうそう!
めでたい日なんだから、やめろよ!」

アミ「ご、ごめん……つい…」


紀信「ほら、アミちゃんも反省してるんだし!
ね?楽しも?
……………えーと、二人は何処で知り合ったの?
━━━━━━━━━」
< 114 / 133 >

この作品をシェア

pagetop