虹色のバラが咲く場所は

144話 不仲

それぞれ、いろんな場所で勉強して結果は、
高坂 蓮
492/500(点) 5/40(クラス) 8/200(学年)

蒼葉 類
500/500(点) 1/38(クラス) 1/190(学年)

日比谷 舞
498/500(点) 1/38(クラス)2/190(学年)

中原 雪希
487/500(点) 6/24 (クラス) 10/48(学年)

「思ったより落ちててショック」
昼休み、私たちは3人で生徒指導室で
お弁当を食べている。
「でも忙しかったんだから仕方ないよ、蓮」
「学年1位の励ましはなんかイラつくな」
「理不尽」

「でも、よかったの?ここ使わせて
もらっちゃって」
「大丈夫、許可は下りてるし、職員室の
ホワイトボードに一筆かけばいいって
・・・辛っ」
唐揚げを頬張り口元を隠しながら、
蓮は答えた。

「あ、ごめん。唐揚げの下味つけてる時に
間違えて胡椒の蓋ごととっちゃって。
結構落としたと思ったんだけど・・・」
「俺はそんなに気にならなかったけど」
「多分、それは胡椒かける時一番遠くに
あったから被害はなかったのかな」

「そういえば麻倉?だっけ。どうだった?」
「あー。成績表を悔しそうに見てたよ」
「そっか、残念だね」
「めずらしい。てっきりその顔見たかったなって言うと思ったのに」
「学校でそういうのはやめてるんだよ。
万が一、誰かに聞かれたら大変だからね」
「用心深いね」

お弁当をかたづけた後、いろんな情報を
共有した。
類がドラマに出ること。
蓮が撮影の終わりにカメラマンから次は
ジューンブライドだねって言われたこと。
それぞれのクラスで流行ってることなど。
(じゃあ私のオファーもジューンブライド
かな)

なんで考えていると類が立ち上がり、
「俺、次移動教室だから先行くね」
と言ったから私と蓮も指導室を出た。

教室に戻ると鈴川さんが駆け寄ってきた。
「ねぇ、Rainbow Roseって仲悪いの?」
その問いに真っ先に出たのが
「はぁ?」
だった。
(あ、いきなりすぎてつい本音が)
「そんなことないけど、どうして?」

「あのさ、今SNSでまずいことに  
なってるの」
鈴川さんは自分のスマホの画面を見せて
くれた。

Rainbow Rose 実は不仲?
ハブられた赤紫担当

「なにこれ、」
「誰が投稿したのかわからないけど
早く対処したほうがいいよ」
「ありがとう、教えてくれて」

放課後、一応事務所で七瀬さんに投稿を 
説明すると
「黙ってたら肯定の意味を示していることになるかもしれない。一応聞くけど、
仲、悪くないよね」
その言葉に強く頷く。

「なら、何か投稿できる証拠があれば」
「ある、かもしれません。
証拠が」
「え?」
類の発言に案があるとして私たちは
事務所を出た。
考えていることは4人一緒。

七瀬さんの許可を得てそれぞれSNSの
アカウントと作ることに。
そして不仲を否定する言葉、
騒ぎになった謝罪、
そして証拠写真をそれぞれ載せた。
四葉のカップと私のお土産のキーホルダー。

幸いすぐに誤解は解けて仕事に支障を
きたすことはなかった。
(でも、誰が・・・)
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