激情を秘めたエリート外交官は、最愛妻を啼かせたい~契約結婚なのに溺愛で満たされました~
 屋上はバーベキューやパーティーができるテラスになっていて、ワーキングスペースやゲストルームもあるらしい。

 アパートメントと聞いていたからもっとシンプルなところを想像していたのに、日本の高級マンションなみの設備が整っていて驚く。

「瀬名さんから鍵を預かってるんで、部屋まで荷物を運びますね」
「あ、ありがとうございます」

 彼にうながされエレベーターに乗り込む。

 最上階の四階の、エレベーターを降りてすぐの部屋。
 鍵を開け中に入った私は、またため息をついた。

「すごい……」

 広いリビングには天井から床まである大きな窓があり街の景色が見渡せた。
 四階だけれど周囲に高い建物が少ないので、景色がとてもいい。

 もちろん室内も広々としていておしゃれだ。
 壁紙や家具はやわらかいベージュが基調で統一されていて、落ち着ける雰囲気だった。

「気に入りました?」
「ものすごく」

 私が迷わずうなずくと、浜辺さんはにっこりと笑う。

「よかった。瀬名さんめちゃくちゃ気合を入れて家探しをしてたから」
「そうなんですか?」
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