夜のオトシモノ





この繁華街にそぐわない年齢の私は
一体どんな目で見られてるのか。


そんなこともう考えることも無くなった。


だってこの街に足を踏み入れるようになって半年
毎日どこのお店に入る訳でもなくフラフラと足を運ぶ私は

この街に染まってきてるから。



「 お、小夜ちゃん昨日ぶり〜 」

『 今日は?忙しい? 』

「 んー...まぁまぁ? 」

『 まだ22時じゃんッ!頑張ってッ! 』



ほらね、考える必要性がない。
上辺とわかっていても話し相手がここには沢山いる

ただそれだけの事。





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