極甘恋愛短編集
公然告白を受けた私と聖也はあっという間に公認カップルになっていた。


聖也ファンから色々とイヤガラセを受けるんじゃないかと心配していたけれど、それは杞憂に終わった。


普段クールで自分から女子に話しかけることもない聖也。


そんな聖也が私と一緒にいるときには子供みたいに微笑んでいる。


彼女たちはそれをレア聖也と呼んで嬉しがったのだ。


ファンからも好かれるようになった私の立場はなんだかちょっと微妙な感じ。


だけど……。


「美穂子、いい加減起きろよ遅刻するぞ」


ベッドの中で目を閉じてその言葉を聞く。


本当はとっくの前に目を覚ましているのだけれど、私は眠ったふりをする。


「本当に起きないと……キスするぞ?」


耳元で甘く囁かれて全身がゾクリとする。


そっと薄めを開けた瞬間、チュッと触れるだけのキスが降り掛かってくる。


「本当は起きてるくせに」


聖也は苦笑交じりにそう言って、私の体を抱きしめるのだった。



END
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