目の前の幸せから逃げないで

私の 予想通り、新しく仕入た商品は 好調で。

どれも 売切れ続出で 追加仕入に追われた。


「ちょっと、この人数じゃ これだけの注文 こなせないわ。」

私も鈴香も 午後は 発送を手伝うけれど

追いつけない程の 注文に 嬉しい悲鳴をあげて

早速、追加のスタッフを 採用することになった。


口コミで SNOW BELLは 話題になり

ネットや雑誌からも 取材の申込みが来た。


「由紀乃さん、すごいね。」

「うん。みつきの おかげよ。」

「俺?俺なんか 何もしてないよ。」

「ううん。ウチのサイト、使いやすいって 有名なんだよ。みつきが 丁寧に プログラミングしてくれるから。」

「ホントに?俺 すごく嬉しいんだけど。」

「私も。みつきの努力が 認められて すごく嬉しい。」

光毅が 生き生きと 意欲的に 仕事をしていることが 私は 嬉しかった。








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