俺様社長は純情な田舎娘を溺愛する
「お休み。」
手を軽く振ってくれる。
「お休みなさい。また、明日。」
ペコっとお辞儀して、里穂の部屋へ向かう。

階段を登る時、部屋の鍵を開ける時、
何度か振り返ると必ず見ていて手を振ってくれた。
最後は鍵を閉めるようにって、メールまで。

優しくて、心が広くて、お兄ちゃんみたいに心配症で、好きだと思う。

ちゃんと逃げないで、向き合わなくちゃ。
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