わたしのしあわせ

わたしのしあわせ 19

何回だろう、よくわからない。
こうちゃんも年頃だからエッチな動画とか見てたんだね、途中からいろんな体位でしたの。
何回も何回も何回も。
何回かな?私の意識が飛んだの。
初めての経験だけど、これが本当の「イク」なんだなって。
外が明るくなって来た頃、静かに並んで寝てたの、こうちゃんの胸に顔をのせて。
私「こうちゃんがね、あの窓からずっと私の事見てくれてたの、知ってたんだよ。」
こうちゃ「そうなの?」
私「4年生か5年生の頃からだよね」
こうちゃん「美佳ちゃんが、ここに来てからずっとだよ」
私「そうなの?」
こうちゃん「初めて会った時から、ずっと好きだったから」
体を起こしてこうちゃんの顔を見ると続けたの。
こうちゃん「いつだったかな、まだ小さい頃に、帰って来てからずっと泣いてた事が有ったでしょ?見えてたけどどうしたらいいかわからなくて、でも次の日も泣いてたから、勇気出して来たんだ」
あの時のこうちゃんは私を助ける為に、勇気出して来てくれたんだ。
こうちゃんは、助けようとして、私を助けてくれたんだ。
嬉しい。
こうちゃん「それから、美佳ちゃんを助けるんだって思って、クルマが有ると来るようにしたんだ。最初はよく泣きそうな顔してたけど、だんだん元気になったから、良かったって思ったんだよ。」
涙が止まらなくなっちゃった。何度もありがとうっていいながら。

いつの間にか寝てたの、隣でこうちゃんも寝てたの。
こうちゃんの寝顔、やっぱり子供の顔。
見ながら思ったの。
私みたいな汚れた女は、こうちゃんにはふさわしくない。
こうちゃんは恋人になれると思ってるかもしれない。
もう恋人だと思ってるかも。
でも私じゃダメだ。
始めての女になれただけで満足しなきゃ。
ご両親にも申し訳ない。
歳だって離れ過ぎてる。
でも、この幸せに溺れたい。
どうしたらいいの?
あの頃に会いたかった。

昼過ぎ頃にこうちゃんが起きたの。一緒にシャワーを浴びて、洗いあったの。こうちゃんのがおっきくなったから、今度は口でしてあげたの。こうちゃんのだから飲み込んだよ。

お蕎麦を茹でて、一緒に食べた。
私「今日は勉強しなくていいの?」
こうちゃん「宿題もやってないからしなきゃだけど、一緒にいたいな」
私「勉強はさぼっちゃダメだよ。私も髪洗いたいし、今日は帰って勉強した方がいいよ」
こうちゃん「そうだよね、そうするよ」

こうちゃんが帰った後、これからの事を考えたの。
私はこうちゃんの近くにいて良いのかな?いなくなった方が良いのかな?
でも、初めて知ったこの幸せに溺れたい。
純粋に愛されたい。
答えは出せなかったよ。

家事を済ませてウトウトしてたらこうちゃんからLINE。「お母さん達が帰って来て、美佳ちゃんを晩御飯に誘えって、来れる?」って。少し迷ったけどお邪魔する事にしたの。「少ししたら行くよ、お母さんに、お願いしますって伝えてね」って返事したの。「わかった、待ってるよ」って。

お隣に早めにお邪魔して、晩御飯の準備を手伝いながら
私「昨日はお金出して頂いてすみませんでした」
お母さん「こちらこそ、こうの相手してくれてありがとうね。美佳ちゃんみたいなお嫁さんが来てくれたら嬉しいんだけどね。ごめんね、変なこと言って、美佳ちゃんだって選ぶ権利有るもんね」
心の中で、私なんか選ぶ権利なんて無いよって思っちゃった。
そしたらお母さんが「何か有った?」
私「えっ、なんでですか?」
お母さん「今ちょっと悲しそうな顔したから」
私「なにも無いですよ」
なんとか笑顔作れた。
お母さん「何か有ったら言ってね、美佳ちゃんは娘か妹みたいなものなんだからね。遠慮しちゃダメよ」
嬉しい。そんな風に思ってくれてたんだ。
私「ありがとうございます」
今度は自然に笑顔になれたの。

食事は楽しかった。
いつもひとりだし、ご両親もこうちゃんもずっと家族みたいに接してくれて、優しくしてくれて。こんな家族、とても素敵。そう思ったら、余計に・・・
こうちゃんはお父さんに「昨日美佳ちゃんに遊んでもらったんだから、今日は部屋に行って勉強しろ」って言われて、自分の部屋に上がって行った。
食事の片付けを手伝ってる時に、お母さんと2人になった。
お母さん「やっぱり美佳ちゃんおかしいよ、人にいいにくい事も有るだろうし、他人に知られたくない事も有ると思うけど、私には話して欲しいな。美佳ちゃんのこと好きなのは、こうだけじゃないんだよ。」
とても優しく言ってくれたの。話したいとも思ったけど・・・
私「怖くて言えないんです、親にも言えないことで。こんな事知られたら、こうちゃんにもご両親にも嫌われると思います。でも私、こうちゃんもご両親も大好きなんです、嫌われたくないんです。」
話しながら涙が出たの。お母さんが私を抱きしめて、とても優しく言ってくれたの。
お母さん「さっきも言ったけどね、私は美佳ちゃんを娘とか妹みたいにかわいく思ってるの。お父さんもね、いつも心配してるのよ。遅い時間にクルマが無いと、今日はまだみたいだな、何か有ったんじゃないかって言ったりしてるの。こうが美佳ちゃん大好きなのは知ってるよね。わたしたちはみんな美佳ちゃんが大好きなの、つらそうな顔してたらほっとけないの。今すぐじゃなくてもいいから、話してくれると嬉しいな」
我慢出来なくなって、お母さんにすがり付いて泣いたの。その間、お母さんは私を抱きしめながら、背中をトントンしてくれてたの。
少し落ち着いて、涙が止まってから言ったの。
私「今度お話します、全部お話します、2人だけの時に聞いて下さい、もしそれで嫌われたら私は引っ越して皆さんの前から消えます。でも、こうちゃんには内緒にして下さい、お願いします」
お母さん「うん、わかったよ、いつがいい?」
私「今週の水曜日の午前中って空いてますか?」
お母さん「大丈夫だよ、水曜日の午前中ね、待ってるね」
私「はい、お願いします」
さっきの悩みの答えは、お母さんに出してもらう事にしたの。
ずるいけど、私には決める勇気が無かったの。

生まれて初めて知った「愛してる」を、自分で手放す勇気が無かったの。
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