ゲームクリエーターはゲームも恋もクリアする

救世主

「あの、ちょっと待ってください!」

と、男性が言う。

「僕、Web関係の仕事してて。ちょっとパソコン見せてもらっていいですか?」

私は、一瞬躊躇したが、嘘をついてるようには見えなかったので、パソコンを渡した。

男性は、裏面を見てから、電源ボタンを押すが、パソコンはなんの反応もしない。

「これ、中見ないと分からないな。ここの駅前の店で、ちょっとドライバー買ってきます。」

と、言って男性はスタスタと歩き出した。私も慌てて、

「私も行きます!」

と、言って後に付いていった。

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