愛しい君へ

北海道

別れ

母親にあさっての午前便の飛行機で将史と行く事を連絡すると

「ハァ〜ちょっと直史！突然なんなの？」

「うん…ゴメン。詳しい事情は会ってから父さんと母さんに話しをするけど、薫と離婚する事になった。」

「え〜〜！！！あんた何したのさ」

「う…… 浮気をしてました…」

「ちょっと〜何考えてんのよ〜！お父さん〜」

「父さんと、母さんには会った時詳しく話すから！
ただ、薫は将史の親権は要らないっていうから父さんと母さんには迷惑かけるけど、将史の面倒をみて欲しいんだわ。」

「何で！薫ちゃんは何でマーちゃんを置いて別れるのさ〜」

「浮気するような、俺の子供は要らないんだとさ！
就職や、再婚するとなると将史が邪魔なんだとさ！」

「信じられない……あの薫ちゃんだよ？」

「俺が悪いんだけどさぁ、将史を捨てるって言うからさ〜、離婚する事にしたんだわ。さっきサインしたし、明日弁護士が役所に出すらしい。」

「ゴメン。頭が混乱してるから切るわ」ピッ！