愛しい君へ
同級生
母さんがカレーのご飯支度の間。

将史と風呂にはいる。
お風呂も子供の知育玩具があったりアヒルがあったりと賑やかな風呂になっている。

将史は知育玩具にお湯をかけて水車を回して喜んでいる。
ひもを引っ張ったりいろいろと慣れた手つきで遊んでいた。
「将史、これ見てて」と俺は手を合わせて水鉄砲のようにすると
「パパ!しゅごい!!」と喜んでくれた。
将史にも教えたが小さな手なので上手くいかない。

「マー君も!やりたい」と何度も何度もチャレンジして少し出来た。

「将史。出来たね!頑張ったな偉いぞ!」

「ボクもできた〜。」と喜ぶ。

将史も春から幼稚園かぁ。
今日会う同級生にも幼稚園の事聞いてみよ。

将史と数を数えながらお風呂から上がった。
着替えさせてからダイニングへ行くと

「バァバ。おちゃ飲みたい」

「ハイハイ。さぁどうぞ。」

「ありがとう」とゴクゴク喉をならしながら麦茶をのんでいた。

「マーちゃん、パパとお風呂入って楽しかった?」

「うん。パパね〜みずゅをビューってできるんだよ。ボクもできたよ」

「そう〜。頑張ったんだねマーちゃん」

「うん。」

「母さん、俺出かける準備するわ」

「うん。そ〜と出て行って」

「ああ。」
支度をしてからそ〜と自宅を出て駅前へ向かう。
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