チョボラ(ちょっとだけボランティア)
私の名前は、桜庭愛奈(まな)

城ヶ崎高校に通う

16歳の高校生である。

明るく元気いっぱいで、

困っている人を見ると、

放っておけない性格である。

勉強はそこそこ出来る方で、

得意科目は、現代文と古文と

英語で、趣味は読書と好きな

音楽を聴く事である。

と私の自己紹介はさておき、

私が何故、「チョボラ部」を

友達と作ろうと思い立ったき

っかけを話さなきゃいけない

よね。

それは学校が終わって、

同じクラスの友達である杏奈

と真希と柚菜と佐知と梓の6

人でいつものようにカフェで

他愛もない話をして、

自転車で帰っていた時に、

たまたま通りがかった公園で

無造作にポイ捨てされていた

ゴミを見て唖然としたのが

始まりだった。

ペットボトルや空き缶は

ゴミ箱に分別も無く溢れかえ

っているし、コンビニの容器

が入った袋やファーストフー

ドの袋が近くに散乱していて

酷い有り様だった。

「みんな…ちょっとこれ、

酷くない?」

私はあまりにも非常識な

モラルの無い人達が居る

んだなと思い、怒りが止まら

なかった。

「ほんと酷いよね…私達で

何とかならないかな…。」

「でも、どうやったら…

子供達が安心して遊べる

公園にしたいし…」

私と杏奈と佐知と真希と柚奈

と梓の6人は悩んでいた。

「杏奈、佐知、学校に戻って

先生に頼んで、箒と軍手とツマミ

とゴミ袋を用意してもらおう

よ。私、このまま見て見ぬ

振り出来ないから。」

「解った。じゃあ、同じクラ

スの美化委員の絵里に頼んで

、箒と塵取りと軍手とツマミ

とゴミ袋を用意してもらうね

。あと、まだ教室にいる何人

かに声掛けてみるね。」

杏奈と佐知は

スマホで公園の

ポイ捨てされているゴミの

現状を写メで撮ってもらい、

自転車で学校に引き返して、

同じクラスの美化委員の小菅

絵里に、現状を伝えて箒と

塵取りとツマミと軍手と

ゴミ袋を用意した。

どうやら絵里も、公園の

ポイ捨てされているゴミに

相当頭を悩ませていたようだ



そして杏奈と佐知と美化委員

の絵里は、まだ教室に残っていた

同じクラスの何人かの生徒に声を

掛けて、公園のゴミのポイ捨

ての事情を話した。

他の生徒達も快く引き受けて

くれる事になった。

ちなみに学校から公園までの

距離は、学校から近くなので

、徒歩で歩いてもさほどの

距離ではなかった。

「みんな〜箒と塵取りと軍手

、持って来たよ。あと、クラ

スに残っていたみんなも連れ

てきたよ。まずはウチらで

出来る事、ウチらでしか

出来ない事やろう!。」






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