星のゆくすえ

ある密談

「あの小娘、生きていたか」
「なれば好都合ではありませんか」
「さよう、人買いなど効率が悪い」
「だが急がねば」
「あの御方も気の短いことだ」
「しかし本当にそんな都合の良い魔法があるのか」
「貴様、ここにきて疑うか」
「よせ、違ったとしても財宝は手に入るのだ」
「だがどうやって捕まえる？」
「俺に考えがある」
「ふむ、聞かせてもらおうか」
「なぁに、簡単な作戦よ。まずーーー」