愛されることに 慣れていなくて
「早水さん、頼みがあるんだ」

「なんでございましょうか」

「彼女を探して欲しい」

「菜々子さまがどうかされたのですか⁉︎」

「帰って来ないんだ。近くを探しているんだが見つからない」

「かしこまりまた。すぐにお探しいたします。隼人さまは自宅でお待ちください」

「すまないな」


一体どこに行ったんだ……


マンションには戻らず、もう少し探すことにした。探している途中で早水さんから電話が入った。 

「もしもし、見つかった?」

「はい、山下公園にいらっしゃいます」

「わかった、今から行く」

俺は一旦マンションに戻り、車で山下公園に向かった。駐車場に車を止め、早水さんから聞いていた場所へと向かい彼女を探した。
そしてベンチに腰掛けている彼女を見つけた。

スケッチブックを膝に置き、遠くを眺めているようだった。
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