愛されることに 慣れていなくて
私がどうしたらよいのか躊躇ったまま地面を眺めていると、強く腕を掴まれた。
そのまま彼に引きずられるようにアパートの駐車場まで連れて行かれ、止めてあった漆黒の高級セダンの後部座席に座らされた。
ドアを閉めた彼は、運転席に座ると何も言わずエンジンをかけ発車させた。
沈黙を保った車内は微妙な空気が漂う。
視線を定められずにいると、バックミラーに映る彼が目に入った。
切れ長の目、鼻筋が通っていて唇は艶があり色っぽい。全てのパーツが整っていて、とても美しい顔をしている。
そして若い。30才前後だろうか。バックミラー越しには20代に見える。けれど、落ち着き放った態度と言動はどう見ても30代だ。
〜謎に満ちている〜
そんな言葉がぴたりと当てはまる。
思わず見惚れてしまった。
突然彼とミラー越しに目が合った。慌てて目を逸らしたけれど遅かった。
「俺の顔を見ていたのか?」
「え⁉︎い、いえ…… あのぉ…私はどこに連れて行かれるんでしょうか…」
恐る恐るミラーに視線を戻した。
「そのうちわかる」
彼は前を見据えたまま表情を変えることなく運転を続けた。
そのまま彼に引きずられるようにアパートの駐車場まで連れて行かれ、止めてあった漆黒の高級セダンの後部座席に座らされた。
ドアを閉めた彼は、運転席に座ると何も言わずエンジンをかけ発車させた。
沈黙を保った車内は微妙な空気が漂う。
視線を定められずにいると、バックミラーに映る彼が目に入った。
切れ長の目、鼻筋が通っていて唇は艶があり色っぽい。全てのパーツが整っていて、とても美しい顔をしている。
そして若い。30才前後だろうか。バックミラー越しには20代に見える。けれど、落ち着き放った態度と言動はどう見ても30代だ。
〜謎に満ちている〜
そんな言葉がぴたりと当てはまる。
思わず見惚れてしまった。
突然彼とミラー越しに目が合った。慌てて目を逸らしたけれど遅かった。
「俺の顔を見ていたのか?」
「え⁉︎い、いえ…… あのぉ…私はどこに連れて行かれるんでしょうか…」
恐る恐るミラーに視線を戻した。
「そのうちわかる」
彼は前を見据えたまま表情を変えることなく運転を続けた。