愛されることに 慣れていなくて

♡ それぞれの愛の形

隼人さんの手紙を持つ手が震えていた。

私は彼の手に自分の手を添えることしかできない。

花さんがゆっくりと語り始める。

「隼人くん、椿の病気は難病に指定されているものだったの。そしてその病気は、母から子に遺伝する確率が高いのよ。椿は自分を責めたわ。でも、必ずしも遺伝するとは限らない。だから、隼人くん、あなたの遺伝子検査をしたの。結果が出るまで、相当怖かったんだと思う。私たちが想像するよりもはるかに。自分はもう助からない。あなたにまで同じ苦しみを与えてしまうかもしれない。辛かっでしょうね。だから……」

「自ら命を絶ったのか……」

「でもね、あなたはキャリアではなかった」

「椿が守ったのかもしれないわね。それから、康介さんもそう。あなたを守り続けてる」

「親父が?俺を?」

「そうよ」


「隼人さま、恐れながら、私がお話しさせていただきます」
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