愛されることに 慣れていなくて
彼の鼓動が聞こえる。
これまで私から抱きしめることはあっても、男性からこんなに風に抱きしめられたことなど一度もなかった。
私は弱っている姿を見せられると無意識のうちに抱きしめてしまう。でも、私が辛い時、弱っている時、抱きしめられることはなかった。
初めてのこの状況に戸惑いつつも「ドクンドクン」と伝わってくる鼓動が、とても心地よく、そして温く感じられた。
「日向菜々子、君を好きになった」
低めの声が頭上から降りてきた。
「え⁉︎」
「一目惚れだ」
「またまたご冗談を」
「冗談?失礼だな」
「すみません。でも、私に一目惚れの要素などございますか?」
「要素か…」
「ほら、やっぱり冗談、嘘ですね。私は一目惚れされるような要素など持ち合わせていませんから」
「一目惚れに理由がいるのか?好きになるのに理由がいるのか?きちんと説明できなければ好きになってはいけないのか?」
「それは…」
これまで私から抱きしめることはあっても、男性からこんなに風に抱きしめられたことなど一度もなかった。
私は弱っている姿を見せられると無意識のうちに抱きしめてしまう。でも、私が辛い時、弱っている時、抱きしめられることはなかった。
初めてのこの状況に戸惑いつつも「ドクンドクン」と伝わってくる鼓動が、とても心地よく、そして温く感じられた。
「日向菜々子、君を好きになった」
低めの声が頭上から降りてきた。
「え⁉︎」
「一目惚れだ」
「またまたご冗談を」
「冗談?失礼だな」
「すみません。でも、私に一目惚れの要素などございますか?」
「要素か…」
「ほら、やっぱり冗談、嘘ですね。私は一目惚れされるような要素など持ち合わせていませんから」
「一目惚れに理由がいるのか?好きになるのに理由がいるのか?きちんと説明できなければ好きになってはいけないのか?」
「それは…」