トゥインクル・ラバー!
第4話★想い溢れる、熱!
☆彼の背負うもの
◇
「あっつー…」
スターストーンハンティングが終わって、数日経った昼休み。
本格的に夏の暑さが顔を出し始めている。
教室はエアコンが効いているから快適なのだけれど、なんとなくここ…トゥインクルルームに来てしまうのだった。
「菜咲さん、いらしてたんですね」
「あ、南斗くん!なんとなく、もう習慣になってしまって」
「ははっ。その気持ち分かります」
――…綺星くんが学校を休んでいる。
沙雪先生の代わりに担任になった三門先生に詳細を聞くと、体調を崩したらしい。
わたしが寒くないように上着を着せてくれたから、冷え込んだのではないかと心配だった。
メッセージを送ってみたけど、“大丈夫!”と一言返って来ただけで。
感情の見えない文面は、やけに平坦に見えてしまうのだった。