トゥインクル・ラバー!
数秒経って、綺星くんがわたしの手を握ってわたしを見る。
(……綺星くん…っ!)
――…その目に、その微笑みに、
確かな光が宿っている感覚があった。
…あぁ、きっともう
彼は、覚悟を決めた。
「父さん、母さん、すみません。俺は、卒業までこの幸星学園にいたいです」
はっきりと言い切った彼が、無数のきらめきを放つ。
「っ…自分が何を言っているのか分かっているのか!?」
綺星くんの力強いきらめきに圧倒されたのか、お父さまが一歩下がる。
「…父さん。今があるのは父さんと母さんのおかげです。本当に感謝しています」
「綺星…!私はお前のためを思って、お前が道を踏み外すことのないようにだな!」
「神村さん。…子どもは親の所有物ではないのですよ」