トゥインクル・ラバー!
☆幸せの満天の星
◇
(すっかり遅くなっちゃった…!)
話が終わったあと、みんなで幸星フェスティバルの準備に戻った。
2年生はとても順調で、用事がある南斗くんも先に帰って。
わたしも帰ろうと思ったら、備品が行方不明というトラブルがあった。
なんとかさがしてあったけれど、外はもう暗い。
きっと、学校に残っている生徒はわたしで最後なのだろうと思った。
「こういう時、寮生でよかったな。近いし」
華乃ちゃんが心配して連絡をくれていて、もうすぐ帰るねとメッセージを打ちつつカバンに荷物を詰めていた。
「菜咲」
「っ、綺星くん!?」
教室の後ろから声を掛けられ、何事かとめちゃくちゃ驚いてしまっていると、なんと綺星くんの姿があった。