トゥインクル・ラバー!
「綺麗な星だね、ほんとに“きらめき”って感じがする!」
「たまに見えるんだよ、ここから」
「…綺麗な星。綺星くんだ」
「ははっ、言うと思った」
ふたり寄り添って星を見上げる。
星も月も夜空もみんな、きらめきを放っている。
「菜咲」
吸い込まれるように星を見ていたわたしに、綺星くんが優しく声をかけて。
――…ちゅっ
リップ音を立てて、キスが降ってくる。
わたしが目を閉じると、綺星くんは微笑んでから優しくわたしに触れる。
「「すき」」
共有し続けた甘い熱のありかは、満天の星だけが知っていた――…。