トゥインクル・ラバー!
☆きらめきエピローグ
◇
――――…
――…
「はーっ!つっかれたー!!!」
「今日初めての休み時間だぜ…」
「まだ早いですよ、後夜祭が残っています」
――…幸星フェスティバル、最終日。
ラブ&トゥインクルと銘打った一世一代の祭典は、大盛況で幕を下ろした。
各学年の準備が落ち着くと、部活ごとや地域の人たちとの連携をとったりもして。
毎日遅くまで残っては、幸星フェスティバルを最高のものにしようとみんなで努力してきた。
門をくぐれば、杏珠ちゃんお手製の特大看板がある。
男女が満天の星を掴みに行こうと手を伸ばす先に、光が宿っている。丁寧でありながら迫力をもたらしたその画力に、お客さんも生徒もみんな釘付けだった。
集客は天馬くんのお手の物で、シークレットライブも大盛況で終わった。
うちの軽音部と超人気バンドのコラボレーション企画は、天馬くんなりの優しさもあったのだと思う。
彼のSNSのフォロワーという人も大勢見たし、天馬くんはこの期間中ずっと誰かの相手をしていたように感じる。