トゥインクル・ラバー!
「よっしゃ!」
神村くんが嬉しそうにガッツポーズをして、わたしはなんだか照れてしまう。
「神村くん。改めてよろしくお願いします…!
「こちらこそ。――…すっげぇ楽しみ!」
はにかむ彼の笑顔に、跳ねた気がした心臓。
泣きそうになりながら、わたしも笑顔になった。
勇気を出して一歩踏み出して良かったと、いつか思えるように頑張りたい。
「ミセス園枝のその勇気、まさにきらめき!スターストーンを贈りたいのだが良いだろうか?」
「はい!嬉しいです!」
久しぶりに見た、きらきらと輝くスターストーン。11個目の場所にそっと置くと、嬉しくなった。
窓から射しこむ太陽に照らされ、スターストーンが輝き続けている。
わたしにとって大きな一歩を踏み出した、2年生のはじまりだった――…。