トゥインクル・ラバー!
第2話★姉弟のキズナ!

☆影響のトゥインクル




「菜咲ー、準備できたー?」

「うん!」


青空の下、華乃ちゃんと一緒に登校する。

あれから数日。華乃ちゃんには、わたしの過去やトゥインクルメンバーに選ばれたことなどをすべて話した。

わたしよりも泣きながら親身になって聞いてくれた華乃ちゃんに、胸がいっぱいになって。ふたりで日ごろの感謝を伝えあったりもした。



「ねぇ菜咲」

「ん?」

「トゥインクルメンバー、応援してるからね!」

「ありがとう!」


自然と笑顔になるのは神村くんのおかげだ。

わたしは今日の6時間目にある学園集会で、トゥインクルメンバーとしてお披露目されることが決まったのだった。



「ねぇ、なんかみんなこっち見てない?」

「…うん。見てる」


華乃ちゃんと校舎内に入り教室まで歩いていると、急に視線を感じ始める。



「待って、私の顔になんかついてる!?歯磨き粉!?」

「いやついてないよ華乃ちゃん!?」



華乃ちゃんが疑って変な動きを始めてしまったので、慌てて止めつつも


「あの子だよね?」

「そう。園枝菜咲ちゃん」


(……わたし…?)


戸惑いを隠せぬまま、教室内を覗いてみると…。

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