トゥインクル・ラバー!
☆一歩のきらめき
「あ、綺星…っ」
「なるほど。だから綺星は落ち着きが無かったのですね」
「…うるせーよ南斗、元々だ」
こういうところ、誰に対してもヒーローみたいな存在だと思う。鈴井くんと沙雪先生がきちんと話せるようにと、神村くんが場を設けたのだ。
ふたりが向かい合って座る。わたしたちはトゥインクルルームから出ようとしたけれど、鈴井くんの強いお願いで見守っている。
「っ……あの、」
うつむく鈴井くんが、小さな声で切り出す。沙雪先生もまたうつむいていて、表情は読み取れない。
それでも彼は勇気を出して、きらめこうと向き合った。
「……沙雪?」
――…けれど。
「……い、痛い…っ!」
「「っ!?」」
次の瞬間
沙雪先生がお腹をおさえながら、苦しそうに呟いたのだった。