トゥインクル・ラバー!



「――…わたしは、っ…生徒全員がきらめくための懸け橋になることが目標です!みんなが気軽に話しかけられるような存在でありたいと思っています…!

学園生活でも行事でも、自分の気付く力を生かして、生徒が目標に向かってきらめいていけるように盛り上げます!」



わたしの目標。

5人のように、決して華やかではなくとも


いつか、居てくれて良かったと思ってもらえるような存在になりたい。




――…『合格』



「…っ…!」

「菜咲ぴぃいぃん!!!」

「“きらめいてる”じゃねェか菜咲!最初は声も小さかった菜咲が、ハキハキしてよォ!かっけェぜ!!!」



合格の音声が流れた瞬間、天馬くんと桐生くんが飛び上がって喜んでくれた。

杏珠ちゃんと南斗くんも拍手をしてくれて、木々のきらめきがより一層、強くなった気もして。



「綺星くん」

「ん?」



なんだろう。

今、すごく、彼に伝えたいと思った。

彼がいてくれたから、わたしは一歩を踏み出せた。



「綺星くんに、出会えて良かった!」



笑顔で言えた感謝を、これからも伝え続けていきたいと思っているんだ…っ。

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