愛のかたち
カンカンと金属ヘラが鉄板を打つ音と、ソースの芳ばしい香りが漂ってきた。
美咲が運んできたのは、『いとう家』人気メニューのミックス焼きそばだった。
「とりあえず食べて」と健太に促され、彩華は「いただきます」と顔の前で手を合わせてから箸をつけた。
「彩華ちゃん、美味しそうに食べるね」
野上が覗き込むように目を向ける。
いつもは隣に座っている翔がおらず、野上との距離が近い。そして、「奥さん」ではなく「彩華ちゃん」と呼んだ野上を意識してしまい、頬が熱くなった。
美咲が運んできたのは、『いとう家』人気メニューのミックス焼きそばだった。
「とりあえず食べて」と健太に促され、彩華は「いただきます」と顔の前で手を合わせてから箸をつけた。
「彩華ちゃん、美味しそうに食べるね」
野上が覗き込むように目を向ける。
いつもは隣に座っている翔がおらず、野上との距離が近い。そして、「奥さん」ではなく「彩華ちゃん」と呼んだ野上を意識してしまい、頬が熱くなった。