甘く、溶ける、君に。


キラキラした思い出を壊したくないって、そうだよ。

それもそうだけど、千輝くんが綺麗じゃない私に触れるのが嫌なの。


それに_______簡単に、あなたとはできない。


何故? ____多分とっくにわかってるけど、認めない。


でも私の中には矛盾がいっぱいあって。


触れてほしくないのに、触れてほしい。


触れたくないのに、触れたくなる。


真逆の感情が私の中を、渦巻くの。




「______多分俺、遥乃が思ってるほど優しくもないしいいやつでもないよ」




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