だって、恋したいもん!

第百九十一話  おじさん化







お昼ごはんを食べ終えると由依、茜、美波が家へやってきた。


私の家で浴衣を着て一緒に出ることにしていた。



おぜちゃんも誘ったのだけど家からのほうが近いので現地集合と言うことになった。





みんなでリビングでお菓子を食べながら話していると…


母「あなたたち、そろそろ着付けしないと間に合わないんじゃない?」


と、母が言うので時計を見るともう4時前だった。


理佐「どれくらいかかる?」

母「そぉねぇ~……一人十五分としても一時間はみとかないと…」

理佐「わっ!それじゃお母さんお願いしていい?」

母「いいわよ、誰からする?」

美波「あたしからお願いしまーす」


と、美波が一番に名乗り出た。


母「はいはーい、美波ちゃんねー……浴衣はどれかな?」

美波「そのピンクのでーす」

母「あら可愛い♪美波ちゃんらしいわね」

美波「へへへ~」


母「はい、じゃあ下は?キャミソールだけでいいのかな?」

美波「はぁ~い」



母「美波ちゃんのおしりは可愛いわねぇ~」

美波「やだぁ、理佐のお母さんくすぐったいですよぉー」

母「若いっていいわねぇ~」


理佐「ちょっとお母さん!!おじさんになってるよ!!?」

母「何よ!おじさんって!」

理佐「もぉー、いやらしぃー!」


と、お母さんの「おじさん化」と戦いながら着付けが始まった。







第百九十二話へつづく…











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