花嫁は婚約者X(エックス)の顔を知らない
次の日、学校初日は始業式の後のホームルームから参加した。
先生に連れられて2年A組の教室に入る。
この流れはどんな学校でも同じ流れのようだ。
黒板に大きく名前を書かれ、緊張しながらも自己紹介をした。
皆、育ちが良いので、野次なくお行儀よく静かに聞いてくれるのは良かったが、目に見えた反応がないので、受け入れられているのか否かよく分からず緊張が続く。
教室の廊下側の奥の席に咲良さんが小さく手を振ってくれていた。
やった!同じクラスだ!咲良さんがいてくれてよかった!
知ってる顔をみつけてホッとする。
「内田さんの席は…。後ろの柳くんの隣が空いてるからそこだな。」
担任となった沼田先生は咲良さんが座る席の隣の列の1番後ろの席を指さしたので、そこの席へゆっくり歩いて向かった。
はぁ…緊張した。人前でする自己紹介って何であんなにドキドキするんだろ。
席に座り、先ほど先生が言った柳くんをチラッと見ると、目があったので
「宜しく。」
と言い、軽く会釈をした。
柳くんは細いシルバーのフレームの眼鏡がキラリと光り、見るからに頭が良さそうな印象だった。
「こちらこそ宜しく。」
と少しだけ微笑んでくれた顔はシャープなメガネとは反対に柔らかく優しかった。
柳くんとは反対側の席を見ると誰も座っていなかった。
今日は欠席なのかなぁ?風邪とか…?
なんて思っていると、
「そこの席の奴は今アメリカだよ。来週まで学校には来ないよ。」
と、柳くんが教えてくれた。
先生に連れられて2年A組の教室に入る。
この流れはどんな学校でも同じ流れのようだ。
黒板に大きく名前を書かれ、緊張しながらも自己紹介をした。
皆、育ちが良いので、野次なくお行儀よく静かに聞いてくれるのは良かったが、目に見えた反応がないので、受け入れられているのか否かよく分からず緊張が続く。
教室の廊下側の奥の席に咲良さんが小さく手を振ってくれていた。
やった!同じクラスだ!咲良さんがいてくれてよかった!
知ってる顔をみつけてホッとする。
「内田さんの席は…。後ろの柳くんの隣が空いてるからそこだな。」
担任となった沼田先生は咲良さんが座る席の隣の列の1番後ろの席を指さしたので、そこの席へゆっくり歩いて向かった。
はぁ…緊張した。人前でする自己紹介って何であんなにドキドキするんだろ。
席に座り、先ほど先生が言った柳くんをチラッと見ると、目があったので
「宜しく。」
と言い、軽く会釈をした。
柳くんは細いシルバーのフレームの眼鏡がキラリと光り、見るからに頭が良さそうな印象だった。
「こちらこそ宜しく。」
と少しだけ微笑んでくれた顔はシャープなメガネとは反対に柔らかく優しかった。
柳くんとは反対側の席を見ると誰も座っていなかった。
今日は欠席なのかなぁ?風邪とか…?
なんて思っていると、
「そこの席の奴は今アメリカだよ。来週まで学校には来ないよ。」
と、柳くんが教えてくれた。