⚠溺愛注意予報
幸いな事に2人っきり。
図書室の隅っこに移動すると、小声で相談内容を切り出した。


「あのね……」
「ん?」
「風の事なんだけど……」
「風がどうした?」
「風のシスコンが今日悪化していて……」


いつも表情を崩さない奏の眉毛がピクリと動き、私の肩に手を置いた。


「なんか、された?」
「なにもされてないけど……」
「けど?」
「……」

そう。
私は風に何もされていない。


「だ、大丈夫!!」
「本当か?」
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