⚠溺愛注意予報
こういう時に、奏は流石だと思う。
私は、物事を大きくしたくないから、さり気ない優しさを感じる。


「あ、ありがとう」
「お礼なんていい」
「でも……」
「俺の目の届かない範囲で、奈緒になんか有るのが嫌なだけだから」


流石、奏。


「ありがとう」


笑顔でニッコリ微笑むと、奏の腕が伸びて来て、私の髪に触れた。その瞬間に図書館の扉がガラガラと音を立てて開きこの学校の女生徒が入って来た。


その瞳は奏に釘付けだ。


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