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湖面に写る月の環




アカイハナ詩Ⅰ~Ⅴ

Ⅰ「ヒガンバナ」

‥† 微過激表現含む †‥



畦道を通る時
始業を気にしながら速める歩
想像ではなく創造ノ想い思う。
帰宅ミチ

愛する事を知らない、淋しい気持ち。偽りでは無い言葉を吐き、罪悪感を感じた。「大好きだよ」

道端に揺れてるお前の姿

切り花が嫌いになって

風にゆれる姿を思う

茜空

自分を想う。



(ヲワリ)
  

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Ⅱ「ソウシバナ」



いつかこの身が朽ちても

誰かが私を忘れても

言葉の意味が変わっても

私すら私を忘れても

「心」感謝
「有」存在

アナタとヒトツになる為に、いつか大地にカエル
私達は。



(ヲワリ)
  
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Ⅲ「曼珠沙華」

‥† 過激表現含む †‥



血痕(ケッコン)
飛沫(シブキ)

落つる首(シュ)

降り注ぐ鮮血(センケツ)

その雨(アメ)
絶える事無く(ナク)



(ヲワリ)
  

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Ⅳ「ナバシウソ」



首すじの白さ

うなじにある
柔らかいおくれ毛
鎖骨の起伏

アナタの白き肌が
ほんのりと赤らんだのは、気のせいなのだろう

それとも、赤らんでるのはボクなのか。

ねぇっ
ちう



(ヲワリ)
  
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Ⅴ「ナバンガヒ」

‥† 微過激表現含む †‥



落ちたる花びらは
葉無しの茎に
土と境界の軸に
向かって
花開く


朽ちてく、ソレ等が散乱したまま

土に還るまで

風や雨雪に

くずされること

無きよう



(ヲワリ)
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