結ばれない二人
きっと修平が誰かと付き合ったら、彼女を大切にして、きっとうまくいくだろう。
夕べの光景がよみがえる。

あれは完全に私のやきもちだ。

私にはあげられないものを、あたりまえにあげられる可能性を持っている存在に、やきもちをやいてしまったんだ・・・。

鏡にうつる自分の右目を手で隠す。


この目さえ見えていたら・・・。
今までも何度も何度もそう思って来た。

何度も何度も願って・・・
奇跡すら信じようとした。

でも・・・かなわない。
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