必ず、まもると決めたから。

照明が眩しいくらいのファミレス店内に入り、窓際の2人がけの席に向かい合って座る。


20時30分過ぎだが、店内は空席が少なく学生から家族連れまで利用していた。


「頼んじゃうね」

メニューを開かず、呼び出しボタンを押す。あれこれ食べたい物を挙げながら歩いてきたので、お互いに注文するものは決まっていた。


早々に現れた店員さんにピザと、カレーライスとハンバーグ、ドリンクバーを注文した。


田中くんの分のメロンソーダも注ぎ、席に戻って一息ついてから聞いてみる。


「お兄さんって、高校3年生?」


「今は社会人。どうにか高校は卒業したよ」


「そっか、社会人か…大人だね」


「中身は高校…いや、中学時代から変わってないよ。ガキのまま」


「ふふ、そうなんだ」


仲の良い兄弟話は微笑ましい。

田中くんの口元も笑っていた。

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