恋するgirl☆~永遠の愛~


(*真子side*)


私は気持ちを伝えられた事が、
すごく嬉しくて…


なのに矢吹さんが、


ーーぎゅっ


あの、視聴覚室の時ように…
そっと私を包み込んでくれた。


…矢吹さん?


「…俺も、君が好きだ。

…好きで、愛おしくて、
仕事も手につかないくらい。

…俺だけのものになって欲しい。」


矢吹さんが、


私を好き…?



私は、嬉しくて嬉しくて、我慢していた気持ちが涙と一緒に溢れ出した。


そして…矢吹さんの胸の中は、
やっぱりホッとする。


でも本当に…矢吹さんが私を?


信じられない気持ちでいっぱいだった。


だけど、次の瞬間…―


矢吹さんは、私の顔をそっと上げ、

手を私の頬に優しく添えて…―



優しいキスをした。


そして、


「真子…好きだ。」


私の大好きな、あの優しい笑顔で…


たっぷりの愛をこめて、私も伝える。


これから何度となく伝えるであろう


私の変わらない言葉…



「矢吹さん、好きです。」



私の初恋は、

たくさんキュンとして

たくさん苦しくて、

たくさん悩んで、


でも、これからに繋がる愛をもらった。


瞳、ちな、

私、初恋が実ったよ!



< 150 / 377 >

この作品をシェア

pagetop