恋するgirl☆~永遠の愛~



もう待ちきれない俺は、高校まで迎えにいく事に。



校門に近い場所に車をとめ、外に出て煙草をふかす。



下校時間らしく、ぞろぞろと生徒が俺の前を通り過ぎていく。


みんな若いなぁ~、青春だね。まさに。



俺も9、10年前は、はしゃいでたな…
やんちゃして先コーに目付けられてたなぁ…。


こんな風に青春回想録をしてる俺って、オヤジかな?



てな感じで、物思いにふけっていると、
校舎のほうから出てくる、俺のマイスイートハニー☆を発見。


こんだけいる学生の中から一瞬で、ちなを見つけられる俺ってすごくない?


愛だな。まさに愛の力だ!


はっはっはっ~~~~!!!


「何してんの、タケさん。」


「わはぁっ!!☆☆」


俺の愛の力の偉大さを心のなかで力説してる間に、ちなが俺の目の前に来てた!


「ちなぁ~試験お疲れ!どうだった?」


「バッチリ☆わざわざ迎えに来てくれたの?ありがと☆」


ちなのキラキラな笑顔に、思わず…


「ちな♪可愛いっ♪」


抱き締めちゃいました☆


いつもなら、こんな人前で抱きつくと、


『抱きつかないでよ!タケさんのバカ!』

って拒絶されるのに、


今日のちなは、


「もぅ、仕方ないなぁ。
タケさんの寂しがり屋ぁ~。」


って言って頭を撫でる。


ちなが優しいよ!!

ってか、人前で頭を撫でてもらってる27の大人ってヤバい?


まっいっか!




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