素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる
「ふあっ……ああっ……やっ……きもちいっ……」

 その大きくて硬い手のひらが胸を大きく揉み上げはじめた。両方の胸の先が尖ってくるのを見定めるようにぎゅっと二つの指で擦り上げる。鋭い快感が襲ってきて、背中をしならせる。

「……やっ……はああっ……」

「アリス、感じちゃってかわいいね。君は俺のだから、ちゃんと体に覚えさせておかなくちゃ……」

 そう言ってゆっくりとゴトフリーは大きな体を起こした。

 この時、アリスはゆっくりと自分の身が浮きはじめたような気がして、あまりの快感で閉じていた目を開けた。信じられないことに上半身を中途半端に起こした状態の自分の体が浮き上がっていって、その自分の両足が、ゆっくりと膝を立てたままで開かれていくのだ。

「ほら、アリス、俺の目の前で恥ずかしいところが丸見えになってるけど、良いの? 言いたくならない?」

「……やっ、いや……やめて……やだっ」

 ゆっくりと十分な時間をかけてどんどんと開かれる両足は、ぴたりと止まる。そして前へと移動して、ベッドの上に座っているゴトフリーの面白そうな顔の前で今まで秘されていた蜜口を晒していた。
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