【6/5書籍発売】素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる【9/12シーモア先行コミカライズ連載開始】
「でも……」

 顔を赤くして俯いたアリスに追い討ちをかけるようにゴトフリーは言った。 

「この前にここで拒否されて、ちょっとしたトラウマになってるんだ。すごくえっちなアリスで嫌な記憶を上書きさせて」

 あの時のことを言われてしまうともう何も言えなくなって、アリスはゆっくりと頷いた。

「……俺、自分で避妊の魔法も使えるからさ、今までそうしていたんだけど、これからは使わないようにしようかな」

 その言葉にびっくりして間近にある彼の顔を見つめた。そうか、もちろん子供を作る手段でもあるから、そう言うことも考えなければならないけれど、アリスは自身でもそういう行為の後に避妊する薬を飲んでいたから、彼がそういう事を言い出すなんて思いもしなかったのだ。

「結婚してから、避妊せずにたくさんしていつか出来たら良いかなって思っていたんだけど、さっき君がああやって言ってくれたから、すぐに欲しいなって思ってしまった」

「ゴトフリー……」

「でも……そうだな。やっぱり結婚式は絶対かわいいドレスを何着か着させてあげたいから、やっぱり……まだ先にしようか」
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