素直になれない雪乙女は眠れる竜騎士に甘くとかされる
 そう言うとゴトフリーは敷布の上に横になって、ゆらりとアリスの体を抱えた。ふらふらとした意識の中で移動し、その繋ぎあった両手に導かれるように寝ている彼の口にぐずぐずに泥濘んでいる場所をあてた。

「っ……あっ……ああっ……ううっ……やだっ……きもち良いっ……」

 その格好は驚くほど自由に腰を振ることが出来て、欲望の赴くまま待っている彼の柔らかな舌にその部分を押し付けた。自分でもびっくりするほどの早い前後の動きをして、快感を高めてしまう。

「……あっ……いっちゃうっ……」

 激しい絶頂を感じてくたりと倒れそうになったアリスの体を素早く支えると、愛液まみれになってしまっている口元を手の甲で拭った。

「きもち良かった? 大好きだよ、アリス」
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