お嬢様と俺様!?〜1〜

俺らの学校生活

―――――ギリギリセーフで学校についた。

「間に合ってよかったねえ!」

「おう、そーだなっ…」

「ぢゃあ、またあとでねっ☆」

「おー、じゃあなっ…」

はっきり言って、離したくない。

でも、クラス違うから…

「あっ!」

柚が何か思い出したように俺の方を振り返った。

「何?どーしたあ?」

「今日も送ってくれてありがとねっ☆」

「わざわざ言わなくてもいーのにっ…
いーよ!いつものことだしっ…」

「そーだよねっ…じゃあ…」

まったくなんで素直に喜べねーんだよ!

俺、こんな不器用だったっけ?

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