嫌だって言ってるのに
検査の結果、くるみの胸には結構な量の胸水が溜まっていることが判明した。
多少の貯留ならそのままでもいいんだけど、
息切れも起こしてるし、量も量だから外に出してあげた方がいいと思うんだよな・・・
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はぁ・・・・またくるみに怖い思いさせなきゃなのか・・・・・
でもこのままにしておいてもくるみが苦しいだけだし。
ちょっと頑張ってもらうしかないなぁ。
中内先生にお願いしよう。
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中内「くるみちゃん、
今ね、くるみちゃんのお胸の中にたくさんお水が溜まっているの。
それをねおじさん出してあげたいんだけど
頑張れる?」
くるみ「えっ・・・・・・・・
・・・・・何、するの、?」
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中内「少しちっくんするよ、。
でもこれだけ頑張ればだいぶ楽になるから。
息切れもなくなるし、呼吸も楽になるよ?
だから・・」
くるみ「やだよっ!! そんなのやだぁ!!」
優希「くるみ、、頑張ろう。中内先生がやってくれるからね。・・・」
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まぁ、拒否してくることはわかってたけどさぁ・・・・
何日も入院して、何をされるか少しだけ察しているのがが余計に怖いんだろうね。
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胸に針さすんだもん、、
採血程度で大騒ぎくるみのにとっては相当恐怖だろうなぁ・・・・
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優希「くるみ、落ち着いて!! 中内先生のお話聞いて?
ね、くるみ。 ちょっと落ち着こう?」
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まったく聞く耳をもたないくるみの肩を押さえてゆっくり話をしていく。
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中内「ね、くるみちゃん、このままほっとくと、もっともっと苦しくなっちゃうよ?
いつまでも治らないままでいいの?
怖いけど、必要なことなんだ・・・・くるみもわかるよね?」
くるみ「うっ・・うっ・・・・・やっ・・・やだぁ・・・」
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まだやるとは言ってくれないものの、抵抗はしなくなったくるみ。
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治療は怖いけど早く家に帰りたい・・・・
そんな葛藤がくるみちゃんの中であるんだろうな。