海色の世界を、君のとなりで。
「私は……栞ちゃんが好きです。友達としてじゃなくて、恋愛として好きなんです。好きで好きでたまらないんです。栞ちゃんのことを思うと胸がギュッとして、どうしていいか分からなくなります。栞ちゃんを失うと思うと、怖いです。想像できないくらい、悲しくて、苦しいです」
小さく息を吸って、可奈は続ける。
「あなたにとってどんなに大切な人を奪ってしまったんだろうって、ずっとずっと考えてきました。後悔なんて言葉で片付けられないほど、罪悪感なんてものじゃないくらい、苦しくて。正直、何度も死のうと思いました。生きてる価値なんて私にはないなって、思ったんです」
お父さんの目が見開かれる。
その瞳をじっと見つめ返して、可奈はその先を続けた。