海色の世界を、君のとなりで。
◇
「ナイシュー!」
「次ディフェンス、マーク捕まえて!」
インターハイ初戦、第四クォーター残り五分。
大きな声がコート上を飛び交い、声援が響き渡る。
点差は二点差でうちのチームが負けているけれど、五分五分の勝負。
接戦であるため、わたしを含めるいつものレギュラーメンバーで構成されたスタメンがずっと起用されている。
当然体力的にキツく、何度も諦めたいと思ってしまうけれど。
今までのわたしなら、力を抜いていたかもしれないけれど。
それでも、今は。
「頑張れ、頑張れっ!」
耳に届く声援。
汗を拭って、懸命に足を動かす。
可奈、中山さん、麗華先輩、真波先輩、星野。
負けるわけにはいかない。
諦めるわけにはいかない。
みんなの思いを背負ってたたかうために、わたしはコートに立っている。
「ナイシュー!」
「次ディフェンス、マーク捕まえて!」
インターハイ初戦、第四クォーター残り五分。
大きな声がコート上を飛び交い、声援が響き渡る。
点差は二点差でうちのチームが負けているけれど、五分五分の勝負。
接戦であるため、わたしを含めるいつものレギュラーメンバーで構成されたスタメンがずっと起用されている。
当然体力的にキツく、何度も諦めたいと思ってしまうけれど。
今までのわたしなら、力を抜いていたかもしれないけれど。
それでも、今は。
「頑張れ、頑張れっ!」
耳に届く声援。
汗を拭って、懸命に足を動かす。
可奈、中山さん、麗華先輩、真波先輩、星野。
負けるわけにはいかない。
諦めるわけにはいかない。
みんなの思いを背負ってたたかうために、わたしはコートに立っている。