君の甘い笑顔に落とされたい。
《放課後音楽室》
その文字に、相手の名前に、
思わず勢いよく立ち上がってしまいそうになったけど、なんとか堪える。
「(な、なんでこのタイミング!?それにこれはどういう……来いって、こと?)」
恐る恐る、差出人の久世くんの方を見る。
頬杖をついて、いつものなにを考えているのか分からない横顔。
私の視線に気づいたのか、顔を上げてこちらを見た久世くんに、ピクッと肩が揺れた。
「っ、」
微かに笑う久世くん。
きゅうっと胸が鳴る。
《待ってるから、来て。》
私は、久世くんの笑顔を見るたびに恋に落ちてしまっている。