君の甘い笑顔に落とされたい。
びっくりした。
てっきりもう帰ったのかと思ってたから。
確かに、さっきのHRでも椎名くんが仕切ってたな。
文化祭の出し物を決めなくちゃいけなかったから……
「どうだった?私たちのクラスの企画、通りそう?」
「それね、ベタにカフェだったけど意外といけそう」
「そっか、よかったね!」
「俺のプレゼンのおかげかもね」
「あはは、間違いないね」
「で、花戸さんはこれから柚琉のとこ?」
ギクッと体が固まる。
いや別に、やましいことはなにもないんだけれど!
だって、椎名くんは私が久世くんのことが好きって知っているわけだし……その、恥ずかしいというか。
無言を肯定と受け取ったのか、椎名くんは仕方ないなと笑った。