君の甘い笑顔に落とされたい。




花戸茉白、ただいま久世くんに怒っています。


「久世くんっ」
「なに」


久世くんと付き合うようになって数週間が経った。
ずっと好きだった久世くんの彼女になれてとても幸せ、なんだけれど。

少し困っていることがあるのです。


「す、スキンシップが……!多くないですかっ」


放課後、4階の音楽室に私の大きな声が響く。

誰かとお付き合いをするのは初めてのことだから分からないことだらけなんだけど、それにしても多い気がする。

だって付き合うって、一緒に帰ったり手繋いだり、電話したりデートしたり……そういうことをするんじゃないの!?


「たとえば?」
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