君への想い、この音にのせて〜こじらせ幼なじみの恋の行方は〜



「結構暗くなるの早くなったよね」

「ね。寒いかな?」


すっかり暗くなってしまった外を見て、音楽室の窓を少し開けた。




ーーーピッ!

ダンダンダンッ、キュッキュッ

「〜〜っ!」



この音楽室は校舎の3階。

校舎のすぐ横には体育館があって、バスケ部が使っている。





笛の音

ドリブルの音

シューズが擦れる音

監督の声





聴こえてくる、青春の音。



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